愛する人が愛するものに、否定はしない

FTMインタビュアーの小学生時代からの幼馴染をインタビュイーに迎え、対談形式で、彼女のLGBTQに対する思いやカミングアウトに焦点をあて、彼女自身の人生観と共に語っていただきました。

本人が幸せと思って生きていこうと思ったならその生き方を全うしたらいいという考えの家族の元で育ち、彼女自身も幼い頃から自然とそんな風に生きている。
自分を一言で表すと「愛」と答えた彼女は、周りの愛する人を大切に思う、愛を大事にする人でした。

LGBTQに対してどんなイメージがある?

インタビュアーや他に知っている周りのLGBTQの知人のイメージしかないです、身近にいるLGBTQの人たちが私のLGBTQのイメージです。
つまり、素敵な人です、自分がいいと思うものを素直に表現しているから、格好いいと思います。
今までは、同性愛という言葉しか知らなかったけど、LGBTQという言葉をはじめ、トランスジェンダーの幼馴染がいることで、他にも多様な性があり多様な愛があるということを知りました。

私は、LGBTQに対して、いい意味での特別視をしているかもしれません。
でもそれは、例えば私は高身長ですが、街を歩いていて、大きい女と見られるか、格好いい、素敵と見られるか、色んな見方があると思います。
それと同じように、たとえ今の社会で目立っても、いい意味での特別視をしている人が必ずいると思います。1人でもいい意味での特別視をしている人が増えて、それが特別ではなくなっているのが理想です。

幼馴染からのカミングアウト

カミングアウトされったっていうそんな特別な日、みたいな記憶はないです。
強いて言うなら、「素敵やなって思う人が同性なのかもしれない」と言われた時がそうだと思います。でも私それを聞いたとき「博愛主義者、それって素敵だね」と伝えました。
当時の私は、性別を越えて人を好きになれるって、もはや超越した能力とさえ思っていました。

カミングアウトを受けたら

自分の大切な人や友達だから受け入れられる、何故なら私が好きなのはその人自身であり、その人が愛するものは理解したいと思うから、それを否定することはないです。言ってくれた、信頼をおいてくれている、あなたには話したいと思ってくれた事がまず、嬉しいです。
いつからそう思ってたのか、悩んでいたのかとか、気になることはきっと色々聞くと思いますが、それもその子の人生の一部として知りたいと思うから、人生相談の悩みの一部として話せてもらえたら嬉しいです。

カミングアウトに悩んでいる人へ

自分をもっと大切にしてあげて、自分の生き方を肯定することで、伝え方も変わると思います、好きな食べ物や趣味の話をするように、自身の性的指向や性自認について話すことができたら、相手も受け入れやすくなると思います。
知ってほしいと相手に伝えることは、相手を大切に思っているから、その信頼関係があれば、決して期待を裏切るような意見は返ってこないのではないかと思います。

ただし親は少し特別です。信頼関係とはまたさらに違うもので結ばれている関係で、健康や将来のこと、身体的にも精神的にも辛い思いはしてほしくない、幸せになってほしいという思いが強いから、簡単に受け入れられない場合が多いと思います。
でも、もう生まれてきてくれただけでありがとう、今こうして生きていることが最高の親孝行であることを忘れないでいてほしいです。
最終的には、自分に真摯な思いがあり、話ができればいつかは答えてくれると思います。
カミングアウトをする側もされる側も、いろんな選択肢が増え、また未来への可能性が広がると思います。

最後にひとこと

周りの愛に感謝をしながら、自分自身の出会いや経験、知識を生かし、数ある選択肢の中から、自分が幸せと思える道を選択して進みたいと思います。
幸せの大きさには関係はなく、何よりもいつだって色んな幸せに気づけることが一番の幸せで、誰かが与えてくれた幸せや愛を大切にしたいと思います。
このインタビューをきっかけに、またお互いがいい縁で繋がっていくといいなと思います。

シェアする: